【浦添市】琉球ワールド コーヒー焙煎体験とコーヒーについてのお話が城間公民館で行われました。
8月中旬に城間公民館で開催された、“ティーBeeHoney親子採蜜体験”の際に同時開催されたコーヒー焙煎体験についてお伝えします。
焙煎体験を担当したのは創業13年を迎えた琉球ワールドの具志堅 保男さん。経営するコーヒースタンドは公民館から徒歩で2分ほどの場所にあります。体験会の冒頭で「今回は地域で社会貢献できればと思い、体験会の開催を申し出ました。」と具志堅さん。
具志堅さんとコーヒーのお話
「私はペルー生まれの日系3世です。小学校の頃に沖縄に戻り、その後沖縄市のコーヒー店で5年働いて、神奈川へ。コーヒーとは無関係の職種でしたが、コーヒーへの想いをずっと抱いており、神奈川にいた頃に独自の焙煎機を開発、13年前に現在の会社を立ち上げました」。「今日持参したのは500g用の焙煎機ですが、開業から10年が経った頃お客様が増えたので、5kg用の焙煎機を導入しました。」
試行錯誤の末に完成したオリジナルの焙煎機。参加者も興味津々。
焙煎機にコーヒー豆が投入され、スイッチオン! 軽快に豆が踊る音が機械から聞こえます。
焙煎していると甘い香りが立つので、ティーBeeHoneyのミツバチ達が工房に立ち寄って一周して出ていくそうです。

城間公民館のティーBeeHoneyのミツバチ
「豆がはじける音がパチパチからプチプチへ変化するのが分かります。その音で出来具合を判断します。」途中、何度か豆を取り出して状態を確認。時間の経過と共に良い香りがしてきました。「焙煎で出た豆の殻も農園の土に撒いて再利用しますよ。県内にもコーヒー農園があるので、収穫を手伝ったりしています。生産量などの関係で定番メニューではありませんが、タイミングが合えば県産のコーヒーをお店で味わうことができるかも。」とおっしゃっていました。

珈琲の芽

焙煎が完了した豆
琉球ワールドの焙煎には山原(やんばる=沖縄本島北部の山や森林が多い地域)の木炭が使われています。「やんばるの木炭で焙煎するのは珍しいので、県外の商談会にも呼ばれているんです。」と具志堅さんは続けます。お話の最後に、海外のコーヒー農園の現状にも触れていました。「親のいない子供たちが生活のために農園で働いている。そういう子供たちがいるということを想ってコーヒーを味わってほしいです。」と体験会を締めくくりました。
終了後は淹れたてコーヒーと、ティーBeeHoneyのはちみつがたっぷり乗ったフレンチトーストを皆んなで美味しく頂きました。
城間公民館を後にして、徒歩で“琉球ワールド”へ行ってみることに。
お店が近づくと甘くて香ばしい香りが漂っています。スタッフの方によると、信号待ちをしている方がその香りにつられてコーヒーを求めにいらっしゃることもあるそう。
コーヒースタンドの窓から焙煎機が見えます。壁には「夢 世界一 炭火焙煎士になる!!」の文字。具志堅さんのコーヒーに対する熱い想いが伝わります。
天気の良い夏日だったので、アイスコーヒーをオーダーしました!
お店は第4土曜を除く土日祝日休。営業時間は9時から16時までです。
インスタグラムでも情報を発信しているので、興味のある方は是非チェックしてみてくださいネ!
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