【宜野湾市】 普天間郷友会による伝統の獅子舞が普天満宮の例大祭で奉納されました。

令和7年11月4日(火)に行われた普天満宮 例大祭(れいたいさい)にて、普天間郷友会による獅子舞が奉納されました。お祭りの大トリです。futenma reidaisai

例大祭とは、一年に一度(神社によっては二度の場合もある)神社にとって特にゆかり深い日に行われる最も重要な祭祀です。普天満宮では九月に琉球国王の御参詣があったことから旧暦9月15日があてられています(普天満宮HPより)。

futenma shishimai普天間の獅子舞は、市指定無形民俗文化財に指定されています。村興しの神として、琉球国王第二尚氏王統の第5代国王、尚元王(しょうげんおう)から当時の普天間村に獅子が贈られたと伝わっています。そのような歴史ある獅子舞ですが、戦前に一度途絶えてしまっていました。その後1955年に復活。以来、お盆(旧暦7月13~15日)の初日(ウンケー)と、最終日(ウークイ)の日、8月の十五夜、普天満宮例大祭に舞を披露しています。futenma shishimai今年の例大祭の日は、平日にも関わらず沢山の方が参加されていました。会場に銅鑼(ドラ)の音が響き渡り、獅子が勢いよく鈴を振りまわします。勇敢に舞う姿は観客を魅了しました。終盤にさしかかると、獅子が観客席に下りてきました!たてがみで見えにくいですが、おでこに「王」という文字があります。沖縄の獅子によく見られますが、獅子が村の守護神「獅子加那志(シーシガナシ)」と崇められていることを表しています。※加那志は方言で敬意を表す「様」の意味があります。縁起担ぎに獅子に頭を差し出して「ガブリ」とかんでもらう方もいました!

futenma shishimai

画像提供:普天間郷友会

昔から村の守り神として大切にされている神獅子は、普段は獅子屋で大切に祀られています。いつでも見られるわけではなく、獅子が獅子小屋から出るのは年に数回。演者が獅子に入って練習できる日も限られているため、一人前になるまでには年数がかかるそうです。

monzenhiroba

普天満宮前の門前広場

現在の獅子は戦後に復活してから数えると2代目で、先代の獅子は普天満宮洞穴の入り口に飾られています。普天満宮を訪れる際には、是非探してみてくださいね(洞穴見学については普天満宮へお問い合わせください)。futenma shishimai

普天間郷友会によって大切に守り継がれている普天間の獅子が次回登場するのは、来年のお盆初日(旧暦の7月13日)です。獅子舞が行われる場所は、字普天間郷友会拝所となっています。詳細やこれまでの活動については普天間郷友会のインスタグラムでご確認ください。

字普天間郷友会拝所はこちら↓

号外NETの広告出稿はこちら

号外NETメルマガ

号外netは持続可能な開発目標(SDGs)を支援します

号外netへの提供提供求む!