【宜野湾市】300年以上の歴史ある伝統行事、真志喜大綱引きが開催されました。 土地神様への感謝、地域社会の繁栄と安全、子孫繁栄を祈願。
先日お伝えした、ヘアサロンとインテリアショップ「KOS」の斜め向かいは真志喜中学校。黄色いのぼりに「真志喜大綱引き」の文字。ちょうど地域の伝統行事が行われると知り、覗いてみることにしました。
沖縄の伝統行事はほとんどが旧暦に沿って開催されます。昔は稲作が盛んだった沖縄。旧暦の6月中旬に県内各地で五穀豊穣・無病息災・ 子孫繁栄などを祈願して綱引きが行われてきました。

真志喜公民館
「真志喜大綱引き」は300年以上の歴史ある伝統行事。毎年旧暦6月15日頃、土地神様への感謝、地域社会の安全、子孫繁栄を祈願して行われます。2025年度は、新暦7月27日(日)の予定が悪天候のため8月17日(日)に延期となったようです。会場は宜野湾市立真志喜中学校のグラウンド。会場にはぞくぞくと地域の皆さんが集まってきました。綱引きの前に「真志喜中学校吹奏楽部」の皆さん、「沖縄少林流空手道協会 松門道場」の皆さんがオープニングを飾り、会場を盛り上げました。
真志喜区老人会「かりゆし会」の皆さんも、前舞(メーモーイ)を披露。そしていよいよメインイベントです。区民の方や公民館の職員の方によると、真志喜の大綱引きは他の地区にはない、独特の戦い方があるということが分かりました。
那覇大綱引きは東西に分かれますが、真志喜大綱引きは国道58号を境界に、メンダカリ(海側)とクシンダカリ(山側)に分かれて3つの種目を競います。
●ガーエー勝負(旗頭の勝負)→綱引きの前に式を高めるためのガーエー(威勢の誇示)●アギエー勝負(綱の喧嘩)→県内では真志喜と大山だけが行われている珍しい勝負。メンダカリ(海側)とクシンダカリ(山側)、それぞれ綱を高く上げ、相撲のように相手の綱を押し合いへしあい。どちらか地面に落ちたら勝負あり!
●大綱引き→メンダカリ(海側)とクシンダカリ(山側)をカナチ棒で固定して、2回勝負!
会場にはちびっこからお年寄りまで、沢山の方が行事に参加して盛り上がりを見せていました。
その中に、エイサーの衣装を着たシーサーを発見!
この手作りのマリオネット(あやつり人形)、「エイサーシーサー」を連れて応援していたのは、林パピィ マリオネット仙人さん。県内各地のイベントに出演しているそうなので、どこかのイベントで見かけたら声をかけてみてくださいね~♪
さて、今年の勝負の結果は、アギエーも綱引きも、1勝1敗の引き分け! お土産に綱のお守りも頂きました♪
真志喜地区には、琉球の王、察度(さっと)にまつわる羽衣伝説で有名な「森の川」があります。
羽衣伝説をモチーフに、宜野湾市では毎年「宜野湾はごろも祭り」が開催されます。今年度は9月27日(土)・28日(日)です!
同時開催の、「第33回とびんすはにんすカチャーシー大会」への参加募集が期間延長になっていますので、興味のある方は是非応募してみては?募集締切は2025年8月29日(金)18時です!
【個 人 の 部】応募用紙 オンライン申し込み
【チーム一般の部】応募用紙 オンライン申し込み
※チーム子供の部の受付は終了しました。
真志喜公民館はこちら↓