【宜野湾市】「無石氣」の石獅子 NEO SEA SIR(ネオ シーサー)と、古より地域を守る7体の石彫りシーサー、喜友名の石獅子群。

沖縄県

沖縄の民家の屋根や玄関でよく見かけるシーサー、そのルーツといわれる琉球の石獅子をご存じでしょうか?

画像はイメージです。

沖縄の多くの島々は、サンゴ礁や貝柄が堆積してできた琉球石灰岩でできています。その琉球石灰岩を手彫りで加工して作られた石獅子は、魔除けとして集落の入り口に置かれました。沖縄には今でも数多くの石獅子が残されており、宜野湾市喜友名にも昔から地域を守り続けている7体の石獅子があります。

喜友名の石獅子
ナカムトゥの前のシーサー

その石彫りのシーサー達にインスピレーションを受けて、独自のスタイルで作品を制作している方がいます。宜野湾市喜友名出身、在住の神山 邦夫さんです。

彫刻家 神山 邦夫さん

現在、作品を展示販売しているホテルアンテルーム那覇のギャラリーでお話を伺うことができました。

「生まれも育ちも喜友名です。小さなころから石獅子は身近な存在で、作品にもインスピレーションを受けています。大学へ進学して心理学を学び、フロイトやユングの無意識の世界も私の作品に大きな影響を与えています。」

「無石氣=無意識を石に吹き込み作品を生み出します。」と神山さん。

今回展示されている獅子の色について尋ねると、「“静寂の青”を表現しました。タイトルのネオ シーサー・NEO SEA SIR は、NEO=新しい SEA SIR=海に敬意を表する、との意味合いで名付けました。」

「その青は琉球藍研究所の藍染、首元にまとっているのは沖縄戦より前の芭蕉布です。」

石獅子と同様に、琉球藍や芭蕉布の歴史は琉球王国時代にさかのぼります。先人たちが今へと繋いだ自然の恵みと伝統の融合が新しい、NEO SEA SIR。展示会場では沢山の来場者が熱心に鑑賞されていました。

神山さんの「無石氣」NEO SEA SIRは、現在開催中の琉球藍研究所 展示会「We explore the Blue.」 にて公開・販売されています。好評のため展示数が少なくなっていますが(5月17日現在)SOUTH STOREオンラインストアにて一部作品の画像などを確認できます。

神山邦夫 (かみやまくにお)
沖縄県宜野湾市喜友名生まれ
産業能率大学 情報マネジメント学部 現代マネジメント学科 心理学専攻

生まれた時から宜野湾市の市指定史跡の石獅子群のある喜友名で育つ。
大学で心理学を専攻し、フロイト、ユングの無意識の世界に魅了され影響を受ける。
本来、誰にでも備わっている無意識の自分の中の無意識のフィルターを通して作品に吹き込んで膨らませ、製作活動を続けている。
現在、琉球石灰岩のシーサー彫刻を中心に活動。

主な経歴
2024年10月  沖縄宜野湾市喜友名公民館にて個展
2025年1月    沖縄県那覇市民ギャラリーにて個展
2025年6月   ニューヨークブルックリンにて作品展
2025年7月   沖縄県那覇市壺屋SOUTH BRIDGEにてシーサー展に参加 

プレスリリースより

We explore the Blue.
会期:2026年4月29日(水)– 6月7日(日)
時間:10:00–19:00
会場:ホテル アンテルーム 那覇(Gallery 9.5 NAHA)
入場:無料

さて、神山さんがインスピレーションを受けた宜野湾市 指定有形民俗文化財「喜友名の石獅子群」ですが、喜友名の石獅子は、反し(ケーシ)(※沖縄の魔除けを指す言葉)として、7体の石彫りのシーサーが集落を取り囲むように置かれています。

喜友名の石獅子
イリーグヮーの前のシーサー

集落を守る獅子の数としては沖縄県内で最多です。(宜野湾市 地域の歴史文化遺産マップ)

喜友名の石獅子
クラニーグヮーの前のシーサー

7体それぞれ個性的な表情を見せており、笑顔で可愛らしい姿、物静かにたたずむ姿、風化と共に削られて丸い小さな岩のような姿のシーサーなどさまざま。

喜友名の石獅子
メーマシチの前のシーサー

案内の表示がなければ気づかずに通り過ぎてしまいそうなほど、琉球石灰岩の自然な風合いが景色と馴染んでいます(各所に道路標識や案内板が設置されています)。

喜友名の石獅子
メントーの前のシーサー

喜友名地区は、碁盤の形の様に規則正しく区画整理されており、7体の石獅子たちは、交通量の多い道路沿いや住宅街などに点在しています。

喜友名の石獅子 トゥクイリーグヮーの前のシーサー

日頃は車でさっと通りすぎる道沿いや、住宅街にひっそりと座っているシーサーを巡る際は、安全にそして近隣住民の方への配慮をお忘れなく。専用駐車場はありませんので徒歩をおすすめします。

喜友名の石獅子
メートーヤマ前のシーサー

宜野湾市指定有形民俗文化財「喜友名の石獅子群」はこちら↓

プレスリリース

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